2007/07/24 (Tue) 中学時代、総合学習でつくったレポート

総合中間発表用レポート　世界一のチョコレート工場について

 

ねらい・チョコレートという一つの製品の流通について学ぶことによって、それをひとつの例として物流について興味を持ち、なにげなく手にしているそういった製品にどれだけ人の手が加わっているか実感する。

 

調査内容・とりあえず原料から、それを加工する過程、製品として陳列されるまでを調べる。

 

調査方法・インターネット、本。

 

結果・主原料となるカカオの原産地は南アメリカです。しかし、現在世界のカカオの三分の二を生産しているのがアフリカ州の、さらに発展途上国です。これは、大航海時代にヨーロッパの国が持ち込んで、栽培を成功させたからです。しかし、ガーナの生産には、先進国と発展途上国との賃金の了解の差などの摩擦や、子供を繰りやり働かせたりなどの、問題が多く付きまとっていることを知らなくてはいけません。

これを船で大量に先進国の工場（運ぶ前に加工する場合もある）に運んで、加工します。工場ではほとんどの作業が機械化されていますが、それでも多くの人がその工程にかかわっています。そこで、運ばれてきた多くのカカオの中からいいものだけを選んで、さらにその中の脂肪分をすりつぶして、カカオマスというチョコレートの元にします。このカカオマスからはココアを作ることもできます。それを捏ね上げたり、いろいろなものを混ぜたりして、チョコレートを作っていきます。型に流して固めたら、一定時間熟成させて完成です。これをトラックで運んで店頭に並べます。

まとめ・このように、多くの人の手を経て消費者の手に来ていることが分かりました。これはチョコレートだけに当てはまることではありません。しかし、それだけではなく、選別の過程で捨てられたカカオ、低賃金でだましだまし働かされている人、味が悪いという理由で破棄される製品、店頭に並んでも売れ残るチョコレート、そしてそれがあまりにも安い値段で大量生産されていること。いくつもの問題が浮き彫りになってきました。今まで、製品は安ければいいと思っていましたが、それだけが製品の良し悪しを決めるものではないことが分かりました。これからは気付いたことを生活の意識に取り入れながら、さらに｢世界一の工場｣について調べていきたいと思います。


　今読み返すと、後半そうとう強引にオチをつけてます。ちなみに中間発表とかいっときながら、後半はめんどくさいので発表しませんでした。